便秘専門の鍼灸師が教える【タイプ別】ツボおし
便秘になった人にしかわからない、本来は体の外に出ていくはずのものが出ていかない
あの気持ち悪さ、、、
お腹の張り、、、
出すときのつらさ、、、
イライラ、、、
残便感、、。
本当に辛いですよね。
4~7日に一度しかお通じがない。
下剤を飲むことでしかお通じがない。
そんな方にオススメしたいセルフケア方法を「便秘改善を得意とする鍼灸師」がご紹介したいと思います。
カンタンで週に1回を1分ほどツボを刺激するだけで、3~4週間後にはうんともすんとも言わなかった腸が活発に動き出します。
沈黙していた腸が動きだす「ツボ押し」
何日もお腹が張ってつらい「便秘」の人は、腸の働きが鈍っています。
そうなった時に手軽にツボを押すだけで腸を動かすことができる「ツボ押し」という方法があります。
これは、「体性-自律神経反射」という体の反射を利用して腸を刺激し、腸を動かすことで便秘を改善します。
その為、お腹をいくらマッサージしても変化がでない人にもオススメです。
便秘は、「体の癖」と「お腹の緊張」に根本の原因があります。
そのため、使うツボはタイプ分けし症状にあったツボを選んでいきましょう。
※お腹の緊張は、判断するのが難しいので省略しますが、体の癖をタイプ分けして行う「ツボ押し」だけでも十分に効果があります。
【タイプ別】便秘に効くツボ
※複数が当てはまる人は、ツボを組み合わせてつかってください。
腰痛がある便秘タイプの人には、足三里(あしさんり)
膝のお皿のすぐ下にあり、外側のくぼんだところに人さし指4本そろえて小指があたっているところが足三里です。
背中の張りがある便秘タイプの人には、陽陵泉(ようりょうせん)
足首の外くるぶしから膝に向かって指でなでながら上がっていくと、でっぱった骨にぶつかります。そこから自分の指幅3本ほど下にあるくぼみが陽陵泉です。
肩こりがある便秘タイプの人には、合谷(ごうこく)、曲池(きょくち)
親指と人さし指の骨がまじわったところから、やや人さし指よりのへこみが合谷です。
肘を曲げた時にできる横じわの延長上にあるのが、曲池です。
お腹が冷えやすい便秘タイプの人には、上巨虚(じょうこきょ)
足首の外くるぶしと、膝のお皿のすぐ下にあり、外側のくぼんだところを結んだ距離の、上から3分の2ほどのところにあるのが上巨虚です(足三里から、さらに指4本分下がったところ)。
ストレスを感じると便秘になるタイプの人は、百会(ひゃくえ)
左右の耳と耳を結んだ頭のてっぺんにあるのが百会です。
便が下部結腸でとまる便秘タイプの人は、足五里(あしごり)
太ももの内側にあって太もものつけ根から指4本分下がったところにあるのが足五里です。
手足が冷えやすいタイプの便秘は、下髎(げりょう)、築賓(ちくひん)
お尻の中心には仙骨という平らな骨があります。そこには左右一対となった小さなくぼみが四対並んでいます。この四対のくぼみの一番下にあるのが下髎です。
足の内くるぶしからひざの方へ指5本分進んだところが築賓です。
生理になると便秘になるタイプの人、三陰交(さんいんこう)
内くるぶしのいちばん高いところに小指をおき、指幅4本そろえて、人さし指があたっているところが三陰交です。
ツボの押し方
ツボは、以外にも繊細でグリグリと押すと効果がありません。
その為、大まかにグイグイと圧していくのではなく、ピンポイントで指を筋肉に沈めるようにすると効果があります。
オススメするのは、「中指」をつかって押すこと。
中指を伸ばしてツボに当て肩の力をぬき、ゆっくりと「皮膚→筋肉→ツボ」といったイメージで指を沈めていきましょう。
週1回を3~4週間続けるとお腹がゴロゴロして腸が動きだし、便秘が改善するのを感じて頂けます。
これでも効果を感じられない方は、当院にご相談ください。
亮鍼灸院は、便秘で悩まれている方が薬に頼らずにお通じのことを気にせず快適に生活できることを目指して治療を行っています。
亮鍼灸院
院長 永田亮太(ながたりょうた)
36歳 はり師・きゅう師、柔道整復師の国家資格を持っています。
高校卒業から治療院で働きながら学校に通い資格を習得。
臨床経験は13年になります。 症状を改善された患者さんの笑顔が大好きな治療家です!!