坐骨神経痛・腰痛の症例
症例6 立っているとお尻からふくらはぎまでがしびれる坐骨神経痛
患者
男性 40代
来院
2018年7月
症状と来院理由
3年前に強い腰痛と足のしびれでヘルニアと診断され、ブロック注射を打って以降、腰痛と足のしびれを感じずに生活していた。
今年に入った頃から、立ち仕事をしているとお尻からふくらはぎにかけてビリビリとしびれ、腰の痛みを感じるようになる。
だんだん痛みが強くなってきた為、整形外科を受診、痛み止めを処方され飲むも変化がなく、あまり効果を感じられなかったのでネット検索して当院をみつけ受診した。
治療経過と内容
以前は、左足と腰のしびれ・痛みが強かったが今回は逆の右側の方が症状が強いとのこと。
20分ほど立ち仕事をしているとビリビリとしびれが現われる。
足の筋肉の緊張に問題があると考え、ふくらはぎを触診すると硬く緊張していた。そこで、腰のツボに鍼施術を行った。5分ほどするとしびれが軽減し、ふくらはぎの筋肉が緩んだ。次に腰の硬さをとる為に太ももに鍼を打ち、緩みがでたことを確認し、1診目を終えた。
2~3診目は、1時間まで立ち仕事が休まずできるようになる。4~7診目は、しびれは感じなくなってきたがお尻の痛みが残っているとのことで足のツボを追加し、施術行う。8診目でしびれと痛みがなくなったとのことで、施術をおえた。
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ
空髎R、殷門LR、地機R、精霊R、L5(1)R
考察
右に体重をかける体の癖でふくらはぎ、ふとももが硬く緊張し、しびれ・腰痛があらわれた症例。
足の筋肉が硬くなることで、腰と股関節がスムーズに動かなくなる。その影響で腰に負担がかかり、下半身全体が固まってしまい足のしびれと腰の痛みを引き起こす。足の筋肉が緩み、腰の動きが改善されるとともに右に荷重ををかける癖もなくなり、症状が改善していった。
症例5 腰が伸びず、お尻から太ももまでがしびれる
患者
女性 40代
来院
2018年7月
症状と来院理由
看護師として病院に勤務。デスクワークから立ち上がろうと腰を伸ばした際にお尻から太もも後面にしびれと腰の痛みを感じるようになる。しばらくすると腰が伸びるようなるが、朝方や仕事が終わる頃にはまた伸びなくなり、足にしびれがあらわれるとのこと。
整形外科でレントゲン検査で異常がなく、痛み止めを処方される。その後も変化がなく、MRI検査を受けるも異常見つからず、悩んでいたところネットで当院を見つけ、受診した。
治療経過と内容
同時に治療した症状
肩こり
使用した主なツボ
中腰R、威霊R、肩貞LR、六谿R
考察
腰の痛みは股関節に問題があることが多い。特に腰が伸びない場合は、腸腰筋が緊張し、股関節と腰椎が伸展せず背中の動きまで悪くなり慢性化する。更にお尻から足の筋肉が硬くなることでしびれを引き起こした症例。
腸腰筋が緩み、股関節と腰が円滑に動くようになることで、しびれと痛みが改善された。
症例4 寝ていても、痛みで起きてしまう腰痛
患者
女性 30代
来院
2018年8月
症状と来院理由
調理師をしており、3週間前より仕事量が増え腰に重だるさを感じるようになる。その後、早朝に痛みで起きてしまうようになり、起床後もしばらくの間、腰の痛みが強いとのことだった。
すぐ良くなるだろうと考え様子をみていたが、痛みが良くならなかった為、友人の紹介で当院を受診した。
治療経過と内容
同時に治療した症状
肩こり
使用した主なツボ
承山L、殷門L、消濼L、懸鐘L
考察
調理場でフライパンを持って立っていることが多く、ふくらはぎと二の腕に負担がかかったと考えた。
フライパンを振る際の足~腰~手と連動した動きが悪くなり腰の筋肉を硬く緊張させ、痛みを引き起こした症例。
症例3 体重を右にかけると腰が痛み、しびれて足を着くのがツライ
患者
男性 50代
来院
2018年8月
症状と来院理由
以前から慢性的な腰痛があり、しびれを感じたことはなかったが3か月前から右足がしびれるようになる。
荷重を右側にかけると右腰の痛みが増強し、朝起きて足を着こうとすると痛みが走るとのこと。
整形外科を受診し、椎間板が潰れているとのことで痛み止めを処方され、リハビリに通院するように医師に言われる。通院するも痛みに変化がなく、もともと知人だったことで、当院を受診した。
治療経過と内容
同時に治療した症状
肩こり
使用した主なツボ
腸鳴R、陽輔R、空髎R、六丘R、殷門R
考察
肩甲骨と背中の動きが悪くなるこで体のバランスが崩れ、右腰と腰の痛み・足のしびれを引き起こした症例。
症例2 座っていると腰が痛み、親指がしびれる
患者
男性 60代
来院
2018年7月
症状と来院理由
2年前に強い腰の痛みで動けなくなり、整形外科で腰椎椎間板ヘルニアと診断され、内視鏡で手術を行う。
術後は、痛みが和らいでいたが、だんだん痛みが増強傾向にあり1ヵ月前から強い左腰の痛みと左母指のしびれを感じるようになる。
整形受診し、ロキソニンとメチコバールを処方される。薬を飲むも症状に変化がなく、来月に海外出張がある為、痛みを早くどうにかしたいと考えていた。奥さんが当院に通院しており、そのすすめで当院を受診する。
治療経過と内容
同時に治療した症状
肩こり
使用した主なツボ
殷門L、大殿L、コウケイL、元瑠L、下承山L、ショウレキL
考察
長時間、座っていることで太ももが圧迫されハムストリングスが緊張する。そこと連動する腰方形筋がガチガチに硬くなってしまい体が縮こまる影響で背中、ふくらはぎが緊張し、母指のしびれ、朝の起き上がりの痛みを引き起こしたと考え治療を行った。
症例1 小学5年生から治らない腰痛(現在、中学2年生)
患者
男性 13歳
来院
2018年6月
症状と来院理由
小学5年生から腰に痛みを感じるようになり、痛みが強くなったり、弱くなったりを繰り返しながら中学2年生になった現在も腰痛を抱えている。走ったり、卓球の練習後に強い腰痛が現れるとのこと。
病院で検査をしたが異常はなく、困った母親が当院をネット検索で見つけ受診した。
治療経過と内容
同時に治療した症状
なし
使用した主なツボ
威霊L、大腰L、地機L
考察
大腰筋が緊張し、股関節の動きが悪くなったことで引き起こされた腰痛。この影響が腰方形筋、仙腸関節に負担をかけて痛みが長期化したと考えられる。この大腰筋・腰方形筋・仙腸関節にアプローチしたことで1回の施術で痛みが消失した。
※全ての腰痛が1回の施術で治るわけではありません。